卵巣年齢(卵子の残り数)は個人差が大きい
医師解説AMH卵巣予備能
100人に1〜3人は、40歳未満で卵巣機能が大きく低下し、閉経に至る「早発卵巣不全(POI)」を発症するとされています。
人生の早い段階でAMH検査を知っておけば、将来の妊娠計画やキャリア設計を前倒しで見直すことができます。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣内の小さな卵胞の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンで、 卵巣に残っている卵子の「数」=卵巣予備能の指標です。いわゆる「卵巣年齢」と呼ばれることもありますが、 卵子の「質」を直接示す検査ではありません。
※AMHは「現在のストック量」を見る検査です。月経周期に関係なく採血できますが、検査法や一時的な体調で小さな変動はあり得ます。
卵子は出生前に作られ、その後は増えず、毎月およそ1,000個ずつ消失していくといわれます。 50歳前後でほぼ枯渇し閉経に至ります。20代でも年齢相応より著しく早いペースで減る方が潜在的におり、 この早期低下の察知にAMHが役立ちます。
※結果の解釈は年齢・月経/排卵状態・超音波所見(AFC)などと合わせて総合判断します。
基本的に月経周期を問わず採血できます(小さな日差はあります)。
AMHそのものを上げる方法はありません。生活習慣の改善は推奨されますが、 治療上は「妊娠する時期の見直し」「卵子凍結の活用」など計画面での対処が中心です。
いいえ。ピルで排卵を止めても卵の消失速度は変わらないと考えられています。